やはりどこからその自信が溢れてくるのかというくらい強気な言葉だ。
そのあまりに高慢な言葉に緑山監督に不信感を持つ者も多くかった。
そんなクラブのメンバーの気持ちもよそに監督は最後にこう言った。
「俺がこのチームを強くしてやる。後はお前らが勝手にうまくなれ。」
新監督と新入生が入ってきて平穏に、平凡に動いていたこの北高サッカー部に大きな変化が起こったことは言うまでもなかった。