そんなことを言いつつも練習は進んで行き、パスゲーム、センタリングシュート、ミドルレンジからのシュート練習が終わると紅白戦の時間だ。
北高の部員の数は入学してきた一年生を合わせて31人。
A、B、Cと3チームに分けて足りない所に助っ人として入るという計算だ。
俺はBチームの右サイドハーフだ。
中学まではFWをやっていたのだがドリブル突破が得意の俺は高校からはサイドで勝負してみたい気持ちがありサイドハーフに転向した。