美紅side


やっと補習が終わり、時計を見ると


夜の7時を回っていた。


先生に挨拶をして私と類は下校した。


帰り道…


私「白川先生の授業わかりやすかったね!」


類「うん」


私「しかも、全教科教えられるなんて…

すごくない?」


類「そうだな…」


類…めっちゃ不機嫌。


私「ねえ、何でそんなにいらついてんの?

私…なんかしたっけ?」


類「バーカっ…」


どうしよう…思い当たるとしたら…


私「間接…キス嫌だった…?」


類「そんなわけあるかよ!」


私「じゃあ、何で…」


やばい、こんなことで私は


泣きそうになってる…


類「美紅が…あいつと仲良さげにしてるから」


私「え…?あいつって白川先生?」


類「それ以外誰いんだよ…」


類…もしかして


私「やきもち?」


類「ばっ…そんなんじゃねえよ」


やばい…


類がやきもちやいてくれるなんて…


めっちゃ嬉しい。


私だけ、付き合って意識してると思ってたけど


類も意識してくれてた…んだよね?


私「もっとやかせたくなるな~♪」


類「だから、やいてねーよっ!」


類もやきもち…やくんだ。


ちょっと意外だったけどとても嬉しかった。