「あ、チェリー、捨て猫なんだ」 「ぇ……」 「この森で段ボールの中に入れられてた」 「…っ…」 なんでそんな事…っ 「蓋開けるとさ、怯えた瞳で僕を見てきたんだ。 僕はさ、チェリーの毛並みが凄い綺麗だなって、見た時、そう思った…」 「…私も、可愛いって思ったんだ。 家の近くにいてね? 追いかけて来たら、ここまで来たの」