「こちらこそ。」

そう返して、私は前を向いた。

「ふわぁ…。」

入ってくる陽射しが、あまりにも気持ち
良くて、あくびが漏れる。

先生が何か喋っているみたいだけれど、
全然頭に入ってこなくて。


何処か遠くでチャイムが鳴っているかの
ような錯覚をおぼえつつ。




私は眠りの世界へと旅立った。