ていうか何だ、そのリアクション。
まるで予想外、と言わんばかりの。

思わず首を傾けてしまう。
そんな私を見て、吉田君は小さく苦笑い
を浮かべた。

「なんつーか、調子狂うわ。」


……?

ますます分からなくなって、私の眉間に
しわがよる。

なんのことだ、いったい。

「あの、」

聞き返そうと思って声を発した瞬間。



キーンコーンカーンコーン
キーンコーンカーンコーン。

タイミング良くチャイムが鳴った。

あー。職員室に行かないと。


私は嫌々ながらも席を立つ。
そしてそのまま、職員室へと向かった。