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「ーーーおぉい、朝日や」
「あっ、お兄さま!!」
「こっちへ来て、一緒に遊ばないか。蹴鞠をしているんだよ」
「えっ、僕も入って良いんですか」
「あはは、なんだい、良いに決まっているじゃないか」
「うわぁ」
「わたしにとってお前は、大事な大事な弟なんだからね」
「嬉しいです、お兄さま」
「ははは、可愛いなぁ、お前は」
「お兄さま、大好きです」
「ありがとう、わたしもだよ」
「お兄さま達の中でいっとう優しいもの」
「それは朝日が素直な良い子だからだよ」
「ふふふ、ありがとうございます」
ほっそりとした優しい手に撫でられて、少年はくすぐったそうに微笑んだ。