「おーい!桃ー!」 私を呼ぶ声。聞き覚えのある大好きな… 「春斗!!」 そう叫びながら満面の笑みで手を振った。 御倉 春斗。私の幼馴染みだ。 親同士が高校時代の同級生であり、親友だったらしい。 春斗は物心ついたときから一緒にいて、必ず私の隣にいた。 私はそんな春斗が大好きだった。 家族同然で私を大切にしてくれる春斗が…