君の手はまだ白いだろうか?
目はまんまるかい?
髪は長いのかな?




僕はベランダに降りると、部屋に入りダウンジャケットをきこんだ。





家から出るとおりしも、月が優しく道を照らし出した。
じゃり道が暖かく見える。





プラス極とマイナス極がぶつかりあう。
君に会いたかった。

あさっての朝には君を見送るんだ。
帰り道はちょっとしたセンチメンタルジャーニーだ。
全てが虚ろに見えてゆく。
カレンダーにバツ印をまたつけなければならない。