゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚
「ひよりちゃん。俺ずっとひよりちゃんのこと…」
え、真宏先輩!?なにこの展開!?
真宏先輩があたしを呼び出して?
そんで顔を赤らめながらあたしに花束を!?
「…これって?」
「察してよ。………好きってこと」
ちょっ!?嘘でしょ!?
なにこの夢のような話~♡
「あたしもずっと好きでした!」
゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚
「ふへっふへへ…真宏先輩♡だーい、すき」
バコッ
頭に鈍痛を感じた私ははっと我に帰る。
そして自分が今寝ていたと気づいてきょろきょろ辺りを見渡すとクスクス笑っているクラスメイトが目にはいった。
「……ゆ、め?」
「そうだ、夢だ。居眠りなんて受験生がいいご身分だなぁ。なあ春野ぉ?」
「!?」
視線を横に向けると鬼の形相であたしを見る担任がいた。あたしは表情を強ばらせた。
「廊下でたってろ!!!!」
「はい」
泣きべそ半分であたしは教室をあとにした。