「・・・・・・・・・大貴は、これで本当に良いのか??」 『オレ、先に戻ってるわ』剛はうなだれるオレの肩を『ポン』と叩くと、会議室を出て行った。 これで・・・・・・・・・良いワケがない。 オレは、何をぬくぬく藍に守られているんだろう。 止めなきゃ。 藍はNYになんか行かなくていいんだよ。 オレ、誰に何て罵られてもいいんだよ。 こんなオレになんか、優しくする必要なんてないんだ。