優子の両親の許可を得て、次は自分の家族の説得へ。 優貴を連れて自分の家に帰る。 事情を話すと、両親は驚き、親父は激怒した。 親父の気持ちは痛い程分かる。 でも、優貴の前で『認めない』だの『許さない』だの言って欲しくなかった。 優貴を、否定しないで欲しかった。 自分勝手な感情だって分かってる。 親父の言っている事が間違いだとも思わない。 ただ、まだ8歳の優貴に、これ以上嫌な思いをさせたくない。