全部オレが悪い。 全部全部、オレのせい。







だけど、どうしても優貴と一緒に暮らしたい。







オレが優貴を幸せにしてやりたい。







父親としての責任を果たしたい。







「お願いします!! オレに優貴を引き取らせて下さい。 息子と一緒にいたいんです。 大事に育てますから!!」







優子の両親に必死に頭を下げる。







何度頭を下げようとも、首を縦に振らない優子の両親。







そんなオレらの様子を優貴が冷めた目で見ていて








「・・・・・・・・・・・オレ、お父さんと一緒に東京に行くから」








優貴は、決定事項を言い渡すかの様に冷たい表情でそう言うと、大きめなかばんに荷物を片しだした。