藍が居なくなり、優子の母親が『じゃあ・・・・・』とアルバムの表紙を捲り話出そうとした時







「行かなくてイイの??お父さん。 オレは1人でダイジョウだけど??」







優子の母親の話を遮り、優貴がオレの顔を覗いた。







「イヤ、でも・・・・・・・・」







さすがに、あんなに嫌っていた優子の両親と優貴だけにするワケにはいかない。








「イヤ、おじいちゃんとおばあちゃんが微妙でしょ、お父さんがいると。 オレは孫だから普通だけど。 それに、オレらが揃ってお父さんの元カノ話してると思ったら、オカン今頃拗ねてそうじゃん??」








口に手を当て、クツクツ笑う優貴。








優貴の言う通り、優子の両親からしたら、娘と結婚しなかったオレに娘の幼い頃の話を聞かせるのなんて、微妙どころか嫌かもしれない。








でも、やっぱり優貴が心配。