「・・・・・・・・・・・・」
その子がゆっくりオレを見上げた。
・・・・・・・・・・やっぱり似ている。 間近で見て、確信した。
この子は、オレの子。
「・・・・・・・・・・お母さんの友達??」
・・・・・・・・・なんて冷めた子なんだろう。
母親が死んだというのに、泣きもせずに静かにオレに問いかける優貴。
「・・・・・・・・・・高校の時の・・・・・・」
語尾を濁してしまった。
『友達か??』と聞かれると、そういうワケでもない。
だって優子を友達と思って見た事なんかなかったから。
優子は、あの頃オレが大好きだったヒト。