「今日言おう。 朝礼でオレが言う」
『オレが1人で話すから、藍は自分のデスクに戻りな』と藍の背中を軽く押すと『じゃあ、お願いしまーす』と藍がニッコリ笑ってオレの席から離れて行った。
藍は、優貴の事を話す事で、周りから何か言われるかもしれない事に不安はないのだろうか。
藍の笑顔に首を傾げていると、朝礼の時間になった。
部長、課長の話が終わり
「何か周知事項がある方はいませんか??」
朝礼を仕切っていた課長が周りを見渡した。
藍の方を見ると、藍が小さく頷いた。
そんな藍に頷き返して
「・・・・・・・・・・・少しだけお時間宜しいでしょうか」
課長に向かって手を上げた。