『クックックッ』堪えきれず、オレも藍も吹き出してしまった。
「~~~~~~~~ムカツク!! オレの事、馬鹿にして!! もうイイ!! ごちそうさま!! オレ、学校行く!!」
優貴が顔を真っ赤にさせて、食べ途中の食器をキッチンに運ぼうとした。
「待って!! ゴメン、優貴。 だって、優貴の事馬鹿にしないと、言い負けそうだったんだもん。 ・・・・・・・・・・・結婚式、優貴も出てくれるんだよね??」
藍が優貴の手から食器を奪い、元の位置に置いた。
「・・・・・・・・・・・当たり前でしょ。 親の結婚式に出ない息子なんて、有り得ないじゃん」
馬鹿にされた事が、やっぱり納得出来ない優貴が口を尖らせながら答えた。
「・・・・・・・・・・・じゃあ、する。 結婚式、しようよ、大貴。 ・・・・・・・・・あ、式場ってキャンセルしてたり・・・・・・・・・する??」
藍が心配そうにオレの顔を覗き込んだ。