「てかさ…、俺記念日の事忘れてないよ。」
……………………
「えぇっ!!?」
『反応おそっ』そう言って笑われたけどそんなの気にならない。
「プレゼントだってあるしね…。
でもさっき『プレゼントくれ何て言わないけど』…って言ってたし、要らないか……。」
そう言う彼は、少しニヤッとしたあとポケットから小さな箱を取り出した。
って!
「い、いるよっ…!」
必死になる私にまた笑い、今度は拗ねた顔をしてプレゼントを後ろに隠した。
「誰かさんが他の男と仲良くしてたからなぁ…。
挙げるの止めようかなぁ。」
うっ……!