すっきりと晴れ渡った青空を見上げ、
ぼーっとしていた私を現実に戻したのは、
幼なじみで親友の、
倉本 優衣(くらもと ゆい)。
可愛さと大人っぽさがほどよくまざったような、綺麗な顔立ちをしている。
『え、?…えへへ、いいと思うよ〜!』
「…やっぱりあんた、聞いてなかったのね‥。」
『ご、ごめんなさーいっ!(笑)
…で、さっきなんて言ってたっけ?』
「‥んもう、まったく、これだから葵は…。今日、学校午前だけでしょ?午後から駅前の喫茶店にでもいかない?…って言ったんだけど‥あんた、午後からひ『えぇ、あのオシャレな喫茶店?!行きたいー!!!』
‥甘いものがだーいすきな私。笑
子供っぽくて、ただでさえうるさいうえに、おっちょこちょいな私は、いっつも優衣に助けてもらっている。
「よぉーし、決まりね♪」
それに、優衣だって私のことを信用してくれるもん。
だからこそ、私のとっても大切な親友なんだ。