空にある名前・・・か。


もしかしたら
もうこの時点で
僕らの運命は
空の太陽と満月のように
決まってしまって
いたのかもしれない・・・


『太陽君!!』

「どうしたの?」

『流れ星!!見た!?』

「見てなった;お願い事した?」

『うん!!また太陽君と
 ここで逢えますようにって』



──どぅしてどぅして好きなんだろぅ
 君の声悲しい程響ぃてるよ・・・
 今まで何が支ぇだったか
 遠く離れてわかったよ・・・ ──


あぁ・・・この娘だったんだ。
あの歌声の正体は。


「満月ちゃん。
 僕これから毎日ずっと
 この草原に来るから
 ずっと歌唄っててくれない?」

『うん!約束だからね』