僕は草原に寝転がって
星空を眺めながら


──どぅしてどぅして好きなんだろぅ
 君の声悲しい程響ぃてるよ・・・
 今まで何が支ぇだったか
 遠く離れてわかったよ・・・ ──


どこからか聞こえてくる
懐かしくも聞いた事のない歌声。

僕はこの歌声が聞きたくて
毎晩草原に来ては
何処からか聞こえてくる
この歌声を聞いていた。


誰が歌っているのかも分からない。
聞いた事だってない。
けど胸に響くこのメロディ


透き通るように綺麗で・・・
僕はこの歌声に
恋をしていたんだ・・・