ー翌日side颯斗ー

目を覚ました俺は雪奏の様子を見にベットを覗いた。…すやすやと眠っていて雪奏の頬を触ると、熱はほとんど引いた様だった。

ずれたタオルを退かした時、雪奏は目を覚ました。

「おはよう、颯斗。」雪奏はそう言うと

「おはよう、雪奏。調子はどうだ?」と聞くと

「うん。何とも無いよ。」そう言った

「けど一応測れよ?」と体温計を雪奏に渡すと

「もう、大丈夫だよ。」と体温を測る事を避けるが

「雪奏。」諭す様に言うと渋々体温計を受け取り体温を測った。…体温計が鳴り雪奏が体温を見てる。

「何度だった?」そう聞くけど、

「平熱だよ」と言って終わらせようとそうはいかない。体温計を引ったくりそれに目を落としたら

「7度4分。…微熱だな。今日は休んでろ。」言うとイヤ!って顔をした。

「そんな顔をしても、ダメだ。…今日は学園も対策課も休むんだ。」ずいっと雪奏に顔を寄せて