「分かった。」颯斗がそう言うと他の皆も頷いた。
ー地下鉄内ー
「居るね…」とさくら先輩。…今回は蛇タイプ。一気に倒さなきゃ直ぐに回復される。皆には既に言ってある。
「じゃあ、私とさくら先輩、澪がバックアップに回るから、颯斗、長谷川先輩、速水先輩お願いします。」と私が言うと皆頷いた。
「作戦開始。」そう私が言うと皆それぞれの役割に就く。
私とさくら先輩はトンネルを傷付けさせない為にバリアーを張り1秒もしない内に速水先輩が蛇タイプの魔物の動きを止め長谷川先輩と颯斗のコンビネーション、《水神舞踏》を発動。…この技は水、風両方の術者の力が同じにしないと上手くいかない技。…颯斗が長谷川先輩に合わせてるけど。今居るメンバーだと私の次に力が強い颯斗。颯斗ならこれは終息出来ると思ったけど、《水神舞踏》が終わる…?ッ!!長谷川先輩が颯斗の力に押されてるんだ!
「颯斗!」そう言うと
「分かってる!」と颯斗が言う。…威力は抑えたけど、致命傷にはならない。…仕方ない。
「長谷川先輩下がって下さい!澪は長谷川先輩のリカバーを!!」指示を出しながら私は結界を最大限まで上げて水系を使い長谷川先輩の代わりをした。…元々私しか出来無い力の使い方。他の人がやったら、きっと再起不能になる。