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俺と冬哉さんは普段はこう言う場合、さくらか長谷川が説明するが、二人とも無理な為、速水が説明した。
「──分かった。理由はそれだな。」冬哉さんは言うと
「召喚。しかも龍。雪奏は元々キャパが大きいが召喚は相当のキャパが必用で龍は自分が認めた相手しか呼び掛けに答えない。…そんな理由で龍の召喚は禁術指定されている。」そう締めくくった。回復しつつあるさくらが
「何故、禁術指定されているのに雪奏ちゃんは使えたんですか?」そう冬哉さんに言った。
「龍自体が召喚を容認したからだろう。…龍の召喚は俺でも出来ないし《宮》家関係者で今使えるのは雪奏のみだ。」そう言うと沈黙が降りた。
俺はただ、雪奏が早く目覚めて欲しいと考えていた。
俺の家に着き、冬哉さんは雪奏を俺に頼み、少しでも情報を集めるべく戻ると、気絶している長谷川は客室に寝かせて、さくらは自室で休み、長谷川の妹と速水は何時召集が掛かっても良い様各々力の回復に努めていた。
俺は自室に雪奏を連れていき、雪奏を俺のベットに寝かせると、雪奏の手を握った。
…さっきより顔色が幾分良い。
雪奏、早く目覚めてくれよ…?