─side雪奏─

窓から入る日差しの眩しさで目を覚ました私は

「颯斗~どこ~?」調子が悪かったりして寝る時は目が覚めると何時も颯斗が居てくれてたから居ないと大分……寂しい。

目を擦りながらリビングに行くとお母さんが居て、

「起きたの。…何か食べる?」と聞いたけど

「ううん。…お腹空いてない。」と言ってから

「お母さん、颯斗は?」って聞いたけど

「冬哉と颯斗君、お墓に行ったわよ?氷朗様に会いに行くって言ってたわ。」と言った。

「曾お祖父ちゃんに?」と言うと私のスマホが鳴り、電話だから出ると

『中心街に火を使うヤツが出た!!時宮、応援を!!』と長谷川先輩から連絡が来た。

──私は時空を歪め、現地に向かった。