「って事は俺、完全に認められてるって事かよ…」とため息をつきながら言った。
「イヤ…?」私が言うと
「違う違う。」颯斗が言った。
それから他愛ない話をしていると寒気が走った
「…ッ!!!!」あの感じ…《ヘル》が近くに居る!!…辺りを見回して見るけど魔物は居ない。居るのは人だけ。キョロキョロしてる私を不審に思ったのか颯斗は
「どうしたんだ?」と問いかけられてかなり小さく絞った声で
「《ヘル》が居る。」端的に言った。颯斗は目を丸くしてから深呼吸をすると颯斗は集中し
「…風が淀んでる。…どうする?淀みを無くすか?」と言ったから一般人に見られない程度に力を抑えつつ【光】を使い淀みを無くした。
「…追跡はしない方が良いな。相手の戦力が分からない。…だが、相手を確定した方が良いよな…」と考えながら颯斗は言った。
「大丈夫。足音を覚えたから。《光》を使ったから今はこっちが危ないよ。」そう私は言った
「ッ!!こんなに大勢居るのにか!?」此処はバスロータリー。…覚えた、なんてあり得ない事。