答えが見つからないから、此処で悩んでいても時間の浪費だと颯斗が言ったから帰る事にした
颯斗に送って貰っている途中
「颯斗、」私が言うと
「ん?どうした?」と颯斗が答えると、
「来年の1月3日、開いている?」と聞くと
「俺は開いてるけど?」
「…実は来年の3日にある《時宮》の行事の1つの英霊供養の儀に参加して貰いたいんだけど…良いかな?」と言うと
「大丈夫に決まってるだろ?…英霊供養の儀って何するんだ?」颯斗が当然の様な顔をして言った。
「当主、次期当主、次期当主候補の誰か3人の中から一人選んで英霊たちの心を鎮める儀式だよ。…長年留まると悪意とかに晒されて生きている人を恨んだりしてしまうから止める為の物だよ。」と言った。
「ん?ちょっと待てよ?…それってもしかしたら雪奏のお祖父さんとかに会うって事?」と颯斗はびっくりしていた。…《宮》家は【視える】様にする技術を持ってるからね。
「うん。…でも大丈夫だよ。私もお父さんに聞いたんだけど曾祖父ちゃんが颯斗に会うために月城学園に進学させろって言ってたらしいよ?」って言った。