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『うわ~大きい…』私が見上げてるのは颯斗の家。とても立派な洋館。

チャイムを押すと
『はい。』と聞こえたから

『あっ颯斗、私。雪奏だけど。』って言うと

『そっち行くから待ってて。』と言われて数分後、私服姿の颯斗が出てきて、

『おはよう。雪奏』って言われて

『おはよう、颯斗。』そう返すと

『家、案内する。…こっち。』と言うと私の手を繋ぐと歩き始めた。

玄関に着き颯斗が開けて、中に入るように促されて入ると、さくら先輩似の若い女性がいて──20代後半位かな?さくら先輩がいた。

『雪奏ちゃん、おはよう♪』とさくら先輩が言ったから

『おはようございます。』と答えた。20代位の女性に

『始めまして、時宮雪奏と申します。本日はお邪魔してしまい申し訳ありません。』と言うと

『始めまして、颯斗とさくらの母、秋子よ。…そんなに畏まらなくて良いわ。宜しくね?』と…ん?

『颯斗さんとさくら先輩のお母様?』