ー夕食後ー

リクエストの通り鱈のムニエルにしました。

美味しいと颯斗は言ってご飯のお代わりしたりなど、まるで新婚さんみたいだな…って思ったり。リビングのソファーに隣同士で座りながらお喋りをして、甘い時間を過ごしてた。

「冬哉さんたち、パーティーで帰って来るの明日何だよな?」と颯斗は言って

「うん。三ツ島電機の創業祭だよ。あそこにも時宮は融資してるしね?」と私が言うと

「凄いな…」って颯斗は言うと

「私と結婚するとなると、颯斗パーティーとかに出席しなきゃダメだけど…イヤ?」颯斗の重荷になりたくない。そんな思いだった。

颯斗は私をぎゅっと抱き締めて
「イヤじゃない。只、冬哉さんを始め時宮家の当主は魔物と戦いながら仕事もちゃんとして、こんな事長い間続けてたと思うとな。」そう言って

「マスコミに知られればさっきみたいな事が起こる。だからギリギリで守っていたんだな。それに俺自身大好きな人が隣に居るんだ。絶対離さない。」って颯斗は優しいキスをくれた。

「私は…愛してる、だね?」と言うと颯斗の唇にチュッとすると颯斗は

「雪奏が欲しい…ダメ?」と甘い声で言うと私は良いよ。って意味でまたキスをした。