待合室で颯斗達が待ってた。
…うわぁ~颯斗スーツ姿カッコいい…
颯斗は私の事を見たらパッと目をそむけた。
…私、似合って無かったかな…
颯斗は【ちょっと待てって!!あれはツボだ!!あ~顔が熱い…皆居なかったら一発K.O.で雪奏襲ってるな…】と思っていた。
他のメンバーは何となく分かったから、代表してさくらが雪奏に『颯斗雪奏ちゃんのスーツ姿に一発K.O.負けして、きっと今顔真っ赤だよ?…気になるなら上目遣いで颯斗を覗いてみて?颯斗からアクション起こすよ?』と言った。
言われた通り上目遣いで颯斗を覗いてみた。
「颯斗、私似合って無かったの?」と無意識に雪奏は袖を少し引っ張って。颯斗は私の事を抱き締めると、聞かれるのがイヤだったのか小さい声で尚、かなりの早口の英語で
『ごめん。雪奏が似合い過ぎて見られなくなった。』って…良かった。
『ううん、わたしも颯斗のスーツ姿カッコいいって思ったし。…見惚れちゃった。』と言うと颯斗は赤くなってペシッてデコピンされた。
「いた~い。」とオデコを擦りながら言うと颯斗は
「涙目で言っても効果無い…まぁ、別の意味では有るけどな?」と最後は耳に囁かれた。