ー放課後。生徒会室ー
はぁ、
あ、すみません。ここの生徒会副会長、1年S組の時宮雪奏です。
さっきのため息は市街地戦闘で私たちの事が知られてしまい、マスコミや一般国民が色々言っているからであって…
『なぜ黙っていた』や『そんなの居るなら子どもたちが危ないじゃない!』と言う声があり、言わない決定をした警視庁は沈黙。事は悪化するばかり。
言わない決定を出した警視庁は私たちに黙っている様にさせられてる。
今日はお父さんが警視庁の人と話し合いの日。…どうなるんだろう。表では資本家として、日本75%は時宮の援助を受けてる。
…それが無くなればどうなるかは警視庁の人も分かるはずだけど…
コツ…コツ…と足音が聞こえた。この足音は─
「ごめんな?…遅くなった。」ガチャと扉を開けて私の一番大事な人。─私の婚約者の五十嵐颯斗。私は颯斗にぎゅっと抱きつき、
「大丈夫だよ?…ごめんね…こんな事に巻き込んで…」私が言うと颯斗は
「こら、後ろ向きにならない。俺が雪奏の隣に居たいだけなんだ。気にしない。」と怒られちゃった…