「先ずは1枚の真空刃からだね。出来てからどんどん枚数を増やしてくのよ?」と雪奏が言った。
「分かってるよ。かなり難しいからな。すぐに疲れるのが目に見えてる。」俺が言うと雪奏は
「うん。今の私の状態だと今直ぐに実践は無理だけど、明日からなら8割まで回復するから大丈夫だと思うよ。…私に取って一番難しい《無》は使えないけど、ね。」明日から、か。
「分かった。…でも、互いに無理だとどちらかが気付いたら即止めよう。…こつこつ積み重ねた方が良いからな。」と俺が言うと
「分かった。」と雪奏が言った。
昼になり昼食を食べに行った。
ダイニングには…
「あ、お好み焼き。」だった。成る程。
母さん考えたな。
これなら色んな食材食べれるしな。
焼きやがったお好み焼きを4分割して食べ始めた。
良かった。雪奏、食べてる。俺も食べ始めた。