その後、皆が帰った後颯斗に呼び止められ、
「どうしたの?」そう言うと颯斗はぎゅっと抱き締めた。
「颯斗?」そう言うと
「また、無理して…今日はゆっくり睡眠とってないのに貧血起こしたらどうするつもりだったんだ?」…軽く頭痛がするのバレてる?
「頭、痛いんだろ?タクシー呼ぶから今は寝てろ。」バレてる…
「家に帰ってちゃんと寝るよ?」そう言うと颯斗は
「ダメだ。…最近、睡眠時間減ってるだろ?」これもバレてる…
「分かった。」そう言うと私は颯斗の首に腕を回して目を閉じた。
颯斗は私をお姫さまだっこをした気がした。
ーside颯斗ー
雪奏が眠った後、冬哉さんが柱に隠れているのを見つけた。
「冬哉さん。すみませんが車、出して貰えませんか?」そう言うと冬哉さんは
「あぁ。」そう言うと冬哉さんに付いていった。