「私と鳥飼様との関係はお見合い話だけで私は父を通し、お断りしたはずです。社交界に通じる者として、先程の極まりない非礼、鳥飼製薬の信頼性を貶めていることお分かりですか?」と声に怒気を感じた。
《鳥飼製薬との商談見直そうか》
《時宮様に暴言…品性が疑われるな》など回りの大人の声が聞こえた。声が詰まった女性はツカツカと挨拶も無しにどこかに言った。
「父さん、」颯斗が言うと遼お義父さんが近くにいて
「分かってる。皆さま、場を悪くして申し訳ありません。宜しければ最後までお楽しみ下さい。」と言い私に
「雪奏さん。後でちゃんと説明するから」と言われた。
その後、なんとか場をとり最後まで乗りきった。