朝食を食べ終わりお父さんが
「行くぞ。」そう言って家を後にした。
ーホテル、Licht控え室ー
私は淡いピンクのドレスに着替えているとき胸元の物に目を落とした。
…颯斗、いつの間に…
隠れるから良かったけど、見られたら相当恥ずかしい…
着替え終わり、ヘヤやメイクをプロの人にして貰って、終わるとノックが聞こえて
「どうぞ~」と言うと颯斗がスーツ姿で立っていた。…凄く、カッコいい…。
足音を鳴らしながら、颯斗が近付いて来て、私を抱き締めると
「誰にも見せたくない…」私はムッとして
「それってどういう意味?」と言うとメイクをしてくれた人が
「とても良い意味ですよ。お客さまが他の方々に見られ、可愛いがわれる事がイヤなのですよ。」と言われた。
「本当?」と聞くとかなり、強く抱き締められた。…耳、赤いよ?颯斗。