数十分後
テーブルに皿を並べながら「雪奏、出来たぞ~」と言うが、体育座りのまま動かない。
「雪奏?」そう言うけど、何も反応を示さない。…雪奏の覗き込んでみると、
「…寝てる。」俺は雪奏を抱き寄せ、雪奏の部屋まで運び、ベットに寝かした。
…爆睡で起きる様子ゼロ。
疲れてるんだな。…お休み雪奏。そう思うと雪奏の額にキスを落とした。
部屋を出て作った俺の分の夕飯──オムライスを食べた。
…一人だと味気無いな…。
食べ終わり、雪奏の分はラップで包んで冷蔵庫に。皿等を片してると、雪奏が降りてきた。
てってってと小走りで走ってくると、ぎゅっと抱きついてきた。
「…雪奏?どうしたんだ?」そう言いながら雪奏の頭を撫でてると
「起きたら颯斗、居なかったから。…淋しかった。」俺の胸に顔を埋めながら言った。
「大丈夫。ここに居るから、な?」そう言うと