ーside颯斗ー

雪奏が出て行ってしまった。

俺の1つの行動でああなるだなんて…

雪奏自身が今まで自分を殺していた反動+やっと素直になったのは良いが…今は相当ヤバい。

特別に頼んで貰った物をテイクアウトにして貰い、雪奏を探すため、意識を集中した。


…こっちか。俺は雪奏が向かった方へ行った。

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はぁ、マジかよ…ここで途切れてる。…そこは海岸。…多分自分の回りに膜を張り海中に入ったんだろう。…誰も居ない事+監視カメラの類いが無いことを確認し俺も自分の回りに膜を張り海中に向かった。

数分後。

遠くに雪奏が居る。もっと近付くと雪奏は泣いていた。

雪奏に近付き後ろから抱き締めた。

『大ッ嫌い!!…私は拒絶される要らない存在何でしょ!?…颯斗が居たから学園も生徒会も対策課も頑張ったのに…』泣きながら、英語で言う

…もう、限界に近かったんだな。
俺の存在で保ってた。

………ごめんな…………………。