ー翌日ー

颯斗が家に来てくれて、

「おはよう、雪奏」と颯斗は言ってくれて

「おはよう。颯斗」と言うと颯斗は私の手と颯斗の手で恋人繋ぎして、

「じゃあ、行くか。」って言った。

「うん。」と言ってあることを思い出した。

「颯斗?」

「ん?」颯斗が言うと

「少しだけで良いから、ぎゅ~ってして?」そう言うと颯斗は直ぐにぎゅ~と抱き締めてくれて

「甘えん坊だな。」と言った。

「颯斗にしかこういう事言えないもん。…それに、昨日の夜、電話してくれたよね?…あの時から颯斗にぎゅ~ってして欲しかった。」そう言うと颯斗は

「そうか。」と優しい声音で言ってくれた。…一言だけだけど颯斗の嬉しいとか色んな気持ちが伝わってくる声音だった。

もっとして欲しかったけど家を出なきゃ駄目だから、私たちは家を出た。