練習着から制服に着替えて対策課に戻ろうとした時廊下で颯斗に会った。
「《無》属性を使う、か。雪奏にしか聞いたこと無いから分からないが、半端無い物何だろう?」…颯斗、見てたんだ…
「うん。ハッキリ言うと《ヘル》が使えるのが分かった時点で脅威だよ。《無》《時》《補助》《回復》は反対属性が無いから反対属性を使って相殺も出来ないから。」そう言うと颯斗は少し悩み、
「《無》以上の力、出来るかもしれない。」そう言ってから颯斗は
「長谷川、速水、雪奏で水と火で水素爆発。それか雪奏、さくらでまずさくらの結界で密封状態を作り、雪奏が中の物を燃やしてタイミングを見計らい、さくらが一部の結界を解除する。…すると、どうなる?」颯斗の質問に
「…爆発する。密封が強ければ強いほど。」と端的に答えた。
「…そうだ。…でも欠点もある。」
「うん。敵が大人しくしないはず。」私が言うと颯斗は
「あぁ。…でも方向性として考えて置いてくれ。」そう言うと対策課へ颯斗は歩き出した。