『あたし、自分の顔が大嫌いで。いつもお客様からもお店からも顔の事ばかり言われていました。だから、稼ぎたくても稼げないんです。あたしはお金を稼いで、整形して、もっともっと稼ぎたいんです。』


気がついたら、ぽたぽたと涙が垂れていた。

いつぶりに泣いたかすら思い出せない。
何を言われても慣れっこになっていたのに。