わからない、か。
まあ、いい。
急ぐことでもねーし。
それに。
コイツが俺に惚れるのは、時間の問題だろう。
…っていうこの自信がどこから来るのか、
自分でも不思議で仕方ないのだが。
すっかり脱力しやがって。
腕なんて回すんじゃねーよ。
止まんねーだろ。
ちきしょ。
無理にそのカラダを引き剥がして、
真っ赤な顔を覗きこんでやれば。
「へへ…」
目の端に涙を浮かべながら、それでも笑うコイツがいて。
たまらなく、愛しくなる。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…