目の前でバスタオル一丁のそいつも、大学生らしく。
しかもなんと、同じ大学で。
さらにさらに。
要くんと同じゼミを取ってる三年生で。
要くんとは、同じ教室で顔を合わせるようになって、友達関係になったらしい。
夏休みに入る一週間くらい前に、
要くんがサークルの合宿に行くという話をしているのを小耳に挟んだらしいそいつは。
「それならばレンタルさせて」
…って、どこでどうなってそんな話でまとまってしまったのか、
一ヶ月の家賃を払うってことで、要くんの部屋をレンタルすることに…
要くんは。
あっさりOKだしたらしいんですが…
どして??
一応、彼女である私が、要くんの部屋にほぼ毎日居るってことも伝えてあったらしいんだけど。
私に何の相談もないって、おかしくない?
相談なしにしても、コイツが来ることくらい、教えてから合宿に行ってよ…要くん。
合宿の話にしても、コイツの事にしても、要くんがこんなに忘れっぽい人だったなんて。
知りませんでした。。
トホホ……