その夜は、二人とも爆睡。

 
さすがの流川も、オネエマンパラダイスに、私の○ロ事件で、疲れたらしく。

 
何時にどうやって寝たのかは覚えてないんだけど。


 
気付いたら朝で。

 
私はちゃんとベッドに寝てて。

 
流川は、ソファ……から落っこちた格好で床に転がって眠ってた。


 
寝顔をのぞき込むと。

 
口が半分開いてて。

 
仰向けのお腹は、Tシャツがめくれてた。

 
 
まあ、一応毛布をかけてやって。

 
私もかけてもらったことだし?

 
これでお互いさまだろう、うん。


 
バイトが入っていた私は、急いでシャワーを浴びて。

 
もちろん、バスルームの内側からガムテープを貼って。


 
ガタガタと騒がしく支度をしていたのに、流川は全然起きなかった。

 
 
相当疲れてるな…



「い、いってきまぁーす…」 


 
これまた一応、爆睡する流川の顔に小さく声をかけて。

 
部屋を出た。