そして陸に引きずられながら庭園に連れられて行く。
必死にもがいてみたがもちろん、無意味だった。
ズルズルと引きずられながら練習場に着いた。
「こんにちは」
そのことに最初に気付いた静香は駆け出して行き、挨拶をしている。
そのことに皆気付いて、挨拶をいた。
「「「「「こんにちは。」」」」」
「どうも、見学してもええかな」
陸の一言に皆が驚愕した。
「美怜、どうする?」
美怜は陸の方を見据えてはっきりと言った。
「初めまして。あの、無礼ですがお名前は…?」
ダイヤ寮生は凍りついた。
「あんた、知らないにも程があるでしょ。IT企業の長兄、天宮陸様よ」
麻衣が呆れているのか額に手を当てている。
「私の主を知らないなんて。しかも、香椎家の次に有名な所ですのよ」
静香なんてすごく腹を立てていた。
「す、すいません」
陸の後ろで優輝がこっそりと笑っていた。
そのことに陸はカチンときていたようだった。