「こら、杏奈!喧嘩してる場合じゃないでしょ?晃くん待ってるわよ。」



「あっ!そーだった!行ってきまーす!」



ガチャッ。




「あ、おはよ。」




あたしは、小さく挨拶する。


待たせちゃったかな。



「おはよ、杏奈。毎回毎回遅いよ。」



クスッと笑う晃をみて、ホッとする。




よかった、怒ってない。




まぁ、晃が怒ったところなんて、見たことないんだけどね。




「じゃ、行こ」




「うん!」




あ、ちなみに晃はあたしの彼氏。
優しくて、いつもあたしのことを一番に考えてくれる。



大好きな人。