その日の授業は地理だった。


「今日は魔界の森についてお話します。」


バルゴが大きな鏡のような物を持ってきた。


もともと地理の苦手な凛々は余り興味がわかなかったが、鏡に映し出された映像を見て、目が釘付けになった。


あの森だ!


本当にあったんだ。