凛々は“世界の間”に来ていた。
朝の早い時間は比較的会議は少なく、入りやすい。
中に入り、タロを呼ぶ。
タロは地上球の陰から直ぐに凛々の元へ飛んできた。
凛々の顔の近くにフワリと降りてきて今日は…喋った!
「…リリ…コナクテ…サビシカタ…」
目を丸くした凛々は暫く口がきけなかった。
確かにこの前から何か言いたそうな気配はあったけど本当に喋るなんて!
「…タロ…喋ってる…」
「マエカラ。リリ…キコエナカタ…」
「そうだったの!?わあ、知ってたら沢山話したかったよ。」
知っていたからと言って話せていた訳じゃないのに、後悔ばかりが出てきて、目頭が熱くなり、目が潤んできた。
「ナカナイデ」
タロが慰めるように、凛々の肩の辺りを飛んだ。
「タロ。色々話したかったの。ホントにいろいろ!あのね…」
凛々が勢い込んで話そうとすると、
「マ…テ。ハナス…ツカレル…モット…ゲンキ…ナタラ」
「ご、ごめんね。まだ完全に治ってないんだもんね。また、来るから。」
タロの魂はフワリと飛び上がると、また地上球の中に消えて言った。
「タロ…」
話したい事が一杯あるよ。
朝の早い時間は比較的会議は少なく、入りやすい。
中に入り、タロを呼ぶ。
タロは地上球の陰から直ぐに凛々の元へ飛んできた。
凛々の顔の近くにフワリと降りてきて今日は…喋った!
「…リリ…コナクテ…サビシカタ…」
目を丸くした凛々は暫く口がきけなかった。
確かにこの前から何か言いたそうな気配はあったけど本当に喋るなんて!
「…タロ…喋ってる…」
「マエカラ。リリ…キコエナカタ…」
「そうだったの!?わあ、知ってたら沢山話したかったよ。」
知っていたからと言って話せていた訳じゃないのに、後悔ばかりが出てきて、目頭が熱くなり、目が潤んできた。
「ナカナイデ」
タロが慰めるように、凛々の肩の辺りを飛んだ。
「タロ。色々話したかったの。ホントにいろいろ!あのね…」
凛々が勢い込んで話そうとすると、
「マ…テ。ハナス…ツカレル…モット…ゲンキ…ナタラ」
「ご、ごめんね。まだ完全に治ってないんだもんね。また、来るから。」
タロの魂はフワリと飛び上がると、また地上球の中に消えて言った。
「タロ…」
話したい事が一杯あるよ。