あのあと、顔を真っ赤に
してしまった私を見て
明日香がずっとからかってきた。
本当に私は、隼くんのことが
好きなのかな…。
そんなことを考えていると

「まーみーや!」

誰かにいきなり
肩をつかまれた。

「うひゃあ!」

びっくりして
跳び跳ねる私に、ケタケタ
笑う彼。

「びっくりするじゃん!隼くん!」

「いや、そこまで、びっくりさせ、るつもりは…」

お腹を押さえて、笑うのを
こらえながら
話す隼くんに一発、ちょっぷした。

「いて!」

「ほら、早くかえろーよ!」

今日は午後練もが休みで、
早く帰れる。
隼くんにアイスをかってもらうから
一緒に帰る約束をしていた。

「おう、行こうぜ」

さりげなく、私の鞄をもってくれた。
ドキッ…
また、胸がっ////!

「ん?どうかしたか?」

「い、いや!?別に!?」

君にドキドキしてたなんて
言えません!