「…なにあれ?」

「…知らね」

私と、羽修沙はポカーンとしていた。
確か、一哉に話しかけていた女子は
他のクラスの女子たちだった

「入りずらいね」

「あいつ、俺らの後ろだしな」

はぁ…とため息をつき
私は、またドアをあけて
一哉とその回りの女子と
目が合わないように席についた。

「あ、すず…「羽修沙、ちょっと部活のことではなしがあるんだけど、いい?」

「お、おう」
私は、一哉に声をかけられたのを
さえぎるように
羽修沙と廊下に出た。

「おい、鈴波?」

「ごめんね、急に呼び出して…」

「あいつと関わりたくないの?」

羽修沙には全部見破られてる。

「一哉が、近づくなって…俺に近づくなって言ったから…」

一哉に昔言われた。
_____________

「俺に近づくな!」
_____________

「私は、もう一哉と関わらない」

「そっか」