「バカにするなっ!!」


『分かった、分かった!』


私がバシバシと肩を叩くと、蒼は慌ててそう言った。


身の危険でも感じたんでしょ。


『悪かったよ。

そう怒んなって』


「怒るでしょっ!」


建物内ってことを忘れて、叫んでしまった。